パーキンソン病の原因となる遺伝子が発見されました

2015年2月4日に順天堂大学医学部から「遺伝性パーキンソン病の原因遺伝子を新たに発見
」というニュースが発表されました。

 

このニュースを箇条書きでまとめると

 

  • 患者家系解析から遺伝性パーキンソン病の原因遺伝子 CHCHD2を発見
  • CHCHD2の特定の遺伝子多型はパーキンソン病発症リスクが2.5〜4.7倍に増加
  • CHCHD2を標的にした新しいパーキンソン病治療法開発の可能性

 

う〜ん、難しいですよね。。。ということで、簡潔に説明したいと思います。

 

このニュースは誰にどう嬉しいの?

結論から言うと遺伝性パーキンソン病の原因遺伝子が発見されたことにより、今後遺伝性パーキンソン病の新しい治療法がでてくるかもしれないということです。

 

今回の発表は残念ながら「遺伝性」のパーキンソン病に関する発見なので、後天性の「遺伝性ではない」パーキンソン病には直接的には関係ないです。

 

ただし、パーキンソン病患者の5〜10%は親から子へ遺伝する遺伝性パーキンソン病と言われていて1万5千人ほどの患者がいるので、朗報であることには間違いなし。

 

パーキンソン病とCHCHD2の関係

もう少し突っ込んで考えてみたいと思います。

 

今回話題にあがっている「遺伝性パーキンソン病の原因遺伝子CHCHD2」はミトコンドリアの電子伝達系に関わっている遺伝子です。

 

この「遺伝性パーキンソン病の原因遺伝子CHCHD2」に変異が起こるとミトコンドリア機能異常を引き起こし神経細胞が死滅し、パーキンソン病などの神経の病気になってしまうという流れ。

 

つまり、かなり大雑把に言うと、パーキンソン病を発症する前に、この「遺伝性パーキンソン病の原因遺伝子CHCHD2」の変異を修正すればよいということになります。

 

と言うのは簡単ですが、さらに研究を重ねていただいて、是非是非新しい治療法の確立をお願いしたいものですね!

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