パーキンソン病とは

パーキンソン病は、脳内で情報を伝える神経伝達物質が不足し、運動の指令が体にうまく伝えることができず、思うように体が動かなくなる病気です。

 

患者数は日本では約14万人いるとされ、70歳上では100人に1人の割合でパーキンソン患者がいます。特に65歳以上の患者数は全体の80%以上を占め、男性よりも女性の方が多いです。

 

稀に40歳以下で発症するパーキンソン病患者もおり、この場合は「若年性パーキンソン病」と呼ばれています。

代表的な症状とは

パーキンソン病は、脳の一部の働きが低下し、体の動きが上手くいかなくなる病気です。50歳以上の高齢者に多く、ゆっくりと年単位で進行していきます。

 

自覚症状としては、

 

  • 手足の震えや動きが鈍くなる
  • 筋肉が硬くなってこわばる
  • 関節の曲げ伸ばしに抵抗がある

 

という代表的な症状が見られます。

 

この3つ症状をパーキンソン病の3大症状とよび、このうちの2つの症状がある場合には注意が必要です。

 

手足が震えたり、動きが鈍くなる事は、年齢を重ねるとともに起こるものですが、思い当たる症状がある人は、早めに専門医に診てもらう事をお勧めします。

 

パーキンソン病の場合は、この段階で神経内科を受診すると、筋肉のこわばりが見つかるのが一般的です。こうした症状に気付かないでいると、やがて姿勢が前かがみになり、すり足で歩くようになります。

パーキンソン病の進行は、防止できる

パーキンソン病と言えば、一昔前までは「寝たきり」「長生きできない」「大量の薬で副作用に苦しむ」といった不治の病というイメージがありますが、実際には発症から10年たっても15年たっても元気に活動されている方も大勢います。

 

それらの人の共通点は「とにかく早く治療を開始している」事。早めに治療をすることで良好な状態を長期間保つことが出来る病気なのです。治療といってもとてもシンプル。薬をキチンと飲み、積極的なリハビリをおこなう。たったこれだけです。

 

重症になってからでは薬の量のコントロールも積極的なリハビリも困難になり、良好な状態に戻すまでにかなり苦労します。少しでもパーキンソン病の疑いがあれば、専門医に相談するなど、迅速な行動が必要です。

専門医は神経内科医

パーキンソン病の専門医は、全国に約10000人いる神経内科医です。日本のどこの神経内科でもパーキンソン病の診断はつけることができます。

 

初めての受診は脳神経外科ではなく、神経内科に行くようにして下さい。パーキンソン病と同じような症状を起こす病気は数多く存在しますが、専門医であれば、初期でも的確な診断ができ、早期治療が可能となります。